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- ペットボトル水ロケットを作ろう
ペットボトル 3本
- 1.5Lの炭酸飲料用の丸いものを使用します
ペットボトル水ロケットは,空気の力を使って飛ばします。空気の力はとても強いので,作り方が不十分だったり,実験の方法をまちがえたりすると、事故が起きる危険性があります。書いてあることを必ず守って、おうちの人といっしょに工作・実験をしてください。
保護者の皆様
ペットボトル水ロケットは人気のある実験のひとつです。しかし,一歩間違うと思わぬ事故が発生する危険性があります。保護者の皆様は,以下を十分にご理解のうえ,実験を行ってくださるようお願いいたします。
ロケット本体を作るためのもの
噴射口の接続部分を作るためのもの
発射台を作るためのもの
その他の道具
ガムテープ
ビニールテープ
接着剤(水と衝撃に強いもので,瞬間接着剤ではないもの)
空気入れ(英式)
プラスドライバー
はさみ
カッター
千枚通し
ホチキス
保護者の方へ
※ここに示した準備物やその大きさ等は,今回の実験を撮影するときに実際に使用したものです。子どもたちが工作や実験をしやすいようにそのまま示しましたが,あくまでも目安としてお考えください。
ロケットを作る
カッターやはさみを使って,3つあるペットボトルのうち,2つを加工します。
・ひとつめ
・ふたつめ
3つのペットボトルをビニールテープでしっかりとつなぎ合わせます。ロケットの底の部分もビニールテープを貼ります。
牛乳パックで翼を作ります。いろいろな形の翼が考えられますが,ここでは写真のような形を4つ作ります。
翼をロケット本体にビニールテープで貼り付けます。下から見たときに,きれいな十字になるように貼りましょう。
ペットボトルのキャップに穴をあけます。穴はストローが入るくらいの大きさにします。
千枚通しなど先のとがったものを使って穴をあけてから,はさみなどを使って穴を大きくしていくといいよ。
ケガをしないように注意しよう。
穴をあけたペットボトルのキャップと蛇口ニップルを接着剤で貼り合わせます。これをキャップをしめるようにロケットの底の部分につなげます。
噴射口との接続部分を作る
蛇口ニップルコネクターの,ホースをつなげる側の部分を取り外します。そして,残ったコネクターのひだになっている部分を切り落とします。
コネクターのサイズに合わせて,自転車用バルブのゴムを切り取ります。小さく切りすぎないように注意しましょう。
コネクターの裏側にビニールテープを貼ります。テープはあとではがすので,「ミミ」を作っておくとはがしやすく便利です。
バルブのサイズに合わせてストローを切ります。切ったストローをコネクターのビニールテープに当たるところまで差し込み,接着剤を流し込みます。
ストローの内側に接着剤が入らないように注意しよう。また,ストローが中央になるように指でおさえよう。接着剤はなかなか固まらないので,落ち着いて,丁寧に!
ストローのはみ出ている部分の内側に薄く接着剤を塗り,自転車用バルブと接着します。
はみ出た接着剤が下に垂れていかないように,注意しながら乾かそう。
また,接着したところをビニールテープで固定しよう。
発射台を作る
L字金具をボルトとナットで固定したものを2セット作ります。
結束バンドでL字金具と噴射口との接続部分を固定します。また,L字金具と木製のまな板をねじで固定します。
L字金具を固定したまな板と,もう一枚のまな板をガムテープで貼り付けます。
発射台の角度を固定するため,まな板の間に挟むスポンジマットを作ります。
発射実験をする,その前に!
ロケットの作製から発射実験までは十分な時間をおこう
ロケットの作製に接着剤を使いましたが,しっかりとかわききらないと強度が弱いため壊れやすく,とても危険です。接着剤がかわききるまで,十分な時間をおいてください。
広くて安全な場所で,大人といっしょに行うこと
ロケットに入れるのは水と空気だけ
空気を入れすぎないで!
水に濡れます
ロケットの飛び方によっては,衣服に多くの水がかかります。
濡れてもよい格好(雨がっぱなど)で実験を行い,着替えも用意しておきましょう。
いよいよ,発射実験!
ロケットに水を入れ,発射台に接続します。
空気入れを使い,ロケットに空気を入れます。発射台の蛇口ニップルを引き,ロケットを発射します。
※ロケットの大きさや空気入れの性能などによって,空気を入れる回数が変わります。絶対に無理はしないでください。
ロケットの飛び方と水・空気の関係をまとめよう。
発射台の角度と飛んだ距離の関係をまとめよう。
翼の大きさや位置,形を変えると,どうなるだろう。