- EduTown モノづくり
- 発見! モノづくり
- どんな工業があるの?
工業製品には,多くの種類があります。日本では,経済産業省が決めた分類があります。この分類では,細かく分けると,その種類は実に595にもなります。コラム01でみたように,身の回りにはモノがあふれていることを実感します。
分類がなぜ必要なのでしょうか。例えば,工業製品の安全基準をつくるとき,似た製品をつくる会社や工場が集まって相談する必要があります。そのときに,こうした分類を参考にしているのです。
コラム01「わたしたちの生活とモノづくり」でみた実例を分類したものが下の表です。
軽工業と重化学工業の工場数
(2013年)
工場というと自動車や製鉄などの重化学工業が目に浮かぶけれど、軽工業も多いね。
大きくくくった軽工業と重化学工業という分類は,原材料や製品の重さをもとにしています。軽工業は,重化学工業に比べて原材料や製品が軽く,工場の設備にお金が少なくてすみます。また,人手も少なくてすみます。
軽工業の代表は,食料品とせんいです。食料品はふだん目にしているもののほかに,お酒やたばこも含まれます。せんいには衣服も含まれます。このほかに,ノートなどをつくる紙加工やパルプ,木材などがあります。
重化学工業には,化学,金属,機械などがあります。化学には,石油化学,ゴム製品,医薬品などがあります。最も多いのが機械で,一般機械,機械自体をつくる工作機械,自動車や