ディジタル作品は，動きや音声などさまざまなメディアを融合することができます。最近では，その表現方法は，コンピュータ画面上だけにとどまりません。プロジェクタに出力したり，センサから入力された動きに反応したりするなど，よりインタラクティブ性（双方向（そうほうこう）性）の高い作品を作ることができるようになりました。
例えば，スマートフォンは，指の動きを感じ取って，表示を変えることができます。私の仕事は，ディジタルならではのさまざまなテクノロジーとデザインを融合した作品を作ることです。常に新しいテクノロジーに注目し，積極的に取り入れることで，見たことのないような，新たな表現を作りだすことができます。1つの作品を作りだす裏には，たくさんの失敗や成功がありますが，うまく動いたときや作った作品が使われているのを見ると，とてもうれしくなります。皆さんも楽しみながら，ディジタル作品を作ってください。
仕事を始めると，最初はさまざまなことで迷うと思いますが，まずは自分から行動すること，そして手を動かしてみること，周りの仲間と話し合うことが大切です。技術分野の学習の中でも，そんなことを意識してみてください。